レポート&コラム

更新日2019年12月13日

かやぶき民家活用プロジェクト ~活動報告~

12月10日(火)尼崎の森中央緑地かやぶき民家の畑で育った「ワタ」のを糸にする

「ワタ」から糸への講習会を開催しました。

講師として文化財収蔵庫学芸員の伏谷さん、れきし体験学習ボランティアの方4名を迎えワタ繰りから糸つむぎまで体験しました。

ワタの中にあるタネを綿繰り機にかけると、手ではなかなか取れないタネも面白いほどに簡単に取れます。

そのあとハンドカーダーという、羊毛の繊維を整える道具をワタの繊維用に改良したものを使いワタの繊維を整える作業。

ワタをのせて行ったり来たりすると、不思議にワタの繊維が整います。

2、3回繰り返しきれい繊維の方向が整いシート状になったワタをお箸を芯にして巻いて)ワタをまとめます(のしまき)。

これを紡車でワタの繊維を引き出て「より」をかけ糸を紡いでいきます。

講師の方やボランティアの方は簡単そうにされますが、なかなか慣れるまでコツがいり、2時間で暇でできたのはほんの少しでした。綿繰り機と、ハンドカーダーを2台ずつお借りして、のしまきまで出来たら紡車を持って文化財収蔵庫の方また来てくださるとのこと。残っているワタを見ながらいつ頃来ていただけるか・・・みんな少し不安な表情となりましたが、また冬の間みんなで作業していきましょう!

とっても難しい作業体験でしたが、綿が糸になった時はみんなにっこり笑顔となりました。

ワタ繰りから糸つむぎまでの活動、これからも企画していきますので興味のある方はぜひご参加ください♪

 

そのあと畑の空いている畝に「うすいえんどう」の種をまきました。伝統野菜のほかにも、伝統野菜の生育に影響のない範囲で、ほかの作物も少し栽培していきます。

 

前回の活動に巻いた大麦も芽を出してきました。

来年夏には、大麦がたくさん実るのが楽しみです。

種まきの時残った大麦をかまどで炒って麦茶にして、ワタの講習会の後みんなでおいしくいただきました。

尼崎市立文化財収蔵庫の伏谷さん、ボランティアの皆さんありがとうございました。

ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした♪

 

 

 

この記事をシェアする

Articles記事一覧

「尼崎の森中央緑地」の最新記事