レポート&コラム

更新日2025年6月27日

6月の森の会議レポート(2025年6月7日(土))

 6月の森の会議は、森の中でインセクトホテル建設を行いました!

<森づくりミニ講座>

 まずは、お久しぶりの石丸先生による森づくりミニ講座!野焼きによるススキ草原の保全など、各地の生物多様性を守る取り組み事例を教えていただきました。

 中でも東京都にある商業施設「大手町タワー」に作られた森は、他の地域で数年間植物を育て、それらを土壌からそのままビルに移植していようです。斜面地でも樹木がしっかりと根付いており、「昔からその場所で育ったかのように生えている!」と石丸先生。東京に行くことがあれば行ってみたいですね。

 

 

<岸本さんお手製の木箱とAMA>

 そしてお待ちかね、インセクトホテル建設!4月の森の会議で間伐材の活用に向けて、インセクトホテルのアイデアが挙がり、5月にデザインを考えました。そして今月は、実際にホテル建設を実施!

 

 インセクトホテルの箱の材料は、地域で木箱製造所を営む岸本さんから木の廃材をご提供いただきました。なんでも器用に作る岸本さん。なんと木箱の見本以外に、尼崎のAMA(あま)の文字を木で作ってきてくださいました!

 

 

<木の廃材で箱作り>

 まずは、釘や金槌を使い、提供いただいた木でインセクトホテルの箱を作成していきます。

 

<箱に入れる材料作り>

 こちらは、尼崎の森中央緑地の間伐材を箱に入る大きさに切っています。

 

<様々な昆虫が住めるように>

 太い間伐材にドリルで穴を空けて、レンコンのような模様を作っている人もいました。色んな大きさの穴があることで、様々な昆虫の住みかになるようです。

 

<箱の中身を詰めていきます>

 間伐材やマツボックリなどを箱の中に詰めて、虫のお客様の部屋を充実させていきます。窮屈に入れないと崩れてくることがあり、意外と詰めるのが難しかったです。

 

<インセクトホテルを森に設置>

 中身を詰めた箱を森へ運び設置しました。森は、尼崎信用金庫が森づくりを行っているエリア。緑が生い茂り、ホテル建設場所に最適です。最終仕上げに、箱を積み上げて、ホテルを完成させました。

 

<ホテル完成!>

 早速、ダンゴムシやゴキブリのお客様がご来店。子どもたちが客室にご案内していました。

 

<建設にかかわった参加者の皆さん>

 

 最後に皆で、これからどんなことができたら良いかを話し合い、「崩れるのを防ぐための補強をした方が良いね」、「インセクトホテルの看板設置したい」、「どんな虫が訪れているのか観察したい」などの意見が挙がりました。

 

 そこで、7月の森の会議は、虫のお客様の様子を観察します。是非、ホテルの様子を見にお越しください~

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