レポート&コラム

更新日2025年12月14日

12月の森の会議レポート(2025年12月6日(土))

 12月の森の会議は、今回が最終回の第35回森づくり連続ミニ講座からスタート。

 最終回は「おもしろ生き物クイズ?!」。ドングリの芽はどこから出てくる?イモムシの足は何本?など、身近な生き物の知らない事に気づけるクイズや、「トゲナシトゲトゲ」という不可解な名前が付いている虫の命名の由来などを教えていただきました。

【森づくり連続ミニ講座は最終回!】

 いろんな生き物がいるんだなぁ~と聴いていたら、地球上には約5千万種類の生き物がいるのではないかと言われているそうです。でもですね・・・、なんと毎年約7万種が絶滅しているのだとか。

 そんな話しを聴くと、生物多様性にこだわっている尼崎の森中央緑地の森や、水質浄化に取組んでいろんな生き物が見られるようになってきた尼崎運河の環境って、大事にしていきたいよね~と改めて思いました。

【あまもり防災フェスタの企画づくり】

 そして本日は、2月の「あまもり防災フェス」とのタイアップ企画の検討へ。先月の森の会議で、尼崎の森中央緑地パークセンターから、2月の森の会議の日に開催される同イベントで、森の会議でも何かしませんか?とお声かけをいただき、体験企画を実施することになりました。

【クッキ―じゃないよ炭団(たどん)だよ】

 上の写真、まるでクッキーのような見た目なのですが、炭を固めてつくった炭団(たどん)と呼ばれるアイテム。粉々になった炭は、すぐに燃え尽きてしまいますが、固めて炭団にすると長持ちするそうなんです。2月の森の会議では、「あまもり防災フェス」の1ブースで、この炭団を、園内の茅葺き民家のかまどの炭を使って作る体験をすることになりました。

 そして、停電時にキャンドルを鍋に並べて灯りを取った話や、阪神淡路大震災の時に暖かい物を口にできるとほっとしたという参加者のエピソードから、鍋など家庭にあるものと炭団で火をおこし、炭団でお湯を沸かしたり、非常食のパンを焼いてみる体験もしよう!ということに。

【炭団と防災】

 そんなこんなで企画内容がかたまってきたところで、「炭団づくりが、どう防災につながっているかが大事やと思います。」と、先月、防災士の資格を取られた参加者からの一声が。そうですよね!ということで、炭団づくりをされている参加者の方から、炭団の特性を伺い、どう防災につながるかをみんなで話合いました。

↓話し合ったことを整理してみました↓

●炭団づくり体験がどう防災につながるか

・今回作った炭団は、災害時に火をおこせる道具として、家に置いておいたり、防災バッグに入れておける。

・炎が上がらず、はじけ飛ばない炭団は、囲われた場所でも使いやすく、室内でも使える。

・例えば鍋や植木鉢など家庭にあるものと炭団をつかって、火をおこす体験をしてもらうことで、災害時に火をおこすということを考える機会になる。

 こう考えてみると、炭団を災害の備えに持っておくと役立つよね、でも炭団ってあまり馴染がないかも・・・、こどもにも親しみやすいネーミングをつけられないかなぁ?ということで、AIの力も借りつつ頭をひねり、企画名を「防災炭団ほか丸ぬく助を作ろう!」と命名!!ほか丸ぬく助、人の名前みたいで作った炭団に愛着がわきそうですよね。使いたくなくなるかも~。

【花を炭にしたの?】

 上の写真も「使いたくなくなるかも~」な一品。マツボックリの炭のように花を炭にしたのかな?と思いきや、なんと2月に炭団づくりを教えてくださる方が、手作りされた炭団アートです!!こんな細かい花びらどうやって作ってるのー!?と訊いてみたら、さすがに企業秘密でした。炭なので、消臭効果もあるのだとか。宝塚の某ホテルなどで飾られているそうですよ。こんな素敵な炭団アート、火をつけて使うなんて、もったいなくてできません~~。 

【来月はお正月な森の会議♪】

 晴れ渡った青空に舞うカイトは、今年1月の森の会議の様子。毎年1月の森の会議は、お正月らしいことをやってみることが恒例に。来月1月も凧をつくって揚げます!

 

【書初めも♪】

  そして、毎年好評の書初めは外せないよね!ということで、来年も師範に書初め指導をお願いいたします!!書初めで書く来年の新年の抱負は何にしようかな~。

  お正月の公園を楽しむ次回の森の会議は1月11日(土)10時から、尼崎の森中央緑地で開催です。親子でのご参加も歓迎!どなたでもご参加いただけますので、凧あげ、書初めを一緒に楽しみましょう~。 

【森の会議の帰りに・・】

 森の会議からの帰り、公園も冬の景色だなぁ~と落ち葉に目をやると、落ち葉の中にタンポポの花が。割と暖かい日が続いていたから狂い咲いたのでしょうか?本格的な冬の到来前にタンポポに出会い、来年の春が待ち遠しくなってしまったのでした。

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