レポート&コラム

更新日2017年5月31日

はるの森ごもりレポート(5月13日開催)

(参加者がそれぞれ持ち寄ったお昼ごはん大集合)

今回、はるの森ごもりに参加させていただきました、藤岡ありさです。友達の太田さん(通称:ととろ)からこのイベントを紹介いただき、参加させていただきました。

生まれも育ちも京都の私は、尼崎を訪れる機会が今まであまりなく、尼崎と言えばダウンタウンの生まれ育ったところ!ぐらいの情報しかありませんでした。

実際に尼崎に足を運んでみて、尼崎の森に来て、本当に感動しました。

まず、大きな野原をみて感動しました。
当日は雨も降っていて、地面が緩んでいたので出来ませんでしたが、晴れた日に思いっきり走り回ったり、たくさんの人と遊んだりしたら楽しいだろうなーと。そう思うほど広くて、見ているだけでわくわくしました。

その野原を何十年後かに大きな森にするそうで、その為に広場の横に植えられている若い木達。今はまだ小さな木達ですが、これからどんどん成長してこの尼崎の森の一部になるんだと想像すると、とてもロマンを感じました。

森ごもりのプログラムの中で、お米を自分たちで炊く時間がありました。そこで火をおこす体験をさせてもらいました。

飯を炊くためにロケットストーブに集まったみなさん。※注:許可を得て実施しています)

その時に薪木を集める為、少しだけ森に入らせていただきました。私は今年で26歳になるのですが、大人になって、直で落ち葉や木に触れることも少なくなり、この日十何年かぶりに木を素手で掴み、折って、運びました。

何とも言えない感動がありました。

(アマフォレストの会のみなさんに教えてもらって、のこぎり体験。)

普段の自分なら服が汚れるなあとか、手が切れそうだとか、そんなことを考えていたかもしれません。
でもこの時は、その作業が楽しくて、その後の事は何も考えていませんでした。
みんなで協力して火をおこす作業も、とても貴重な体験でした。

しゃぼん玉も凧上げも、ちびっこたちと遊んだことも、みんながつくってくれた手づくりのお箸で食べたご飯も、バドミントンしたことも、そのひとつひとつが私にとって凄く貴重で楽しくて、本当に有意義な時間を過ごすことが出来ました。

(ビニール袋とストローでつくった凧。)

出来事の素敵さもあると思うのですが、多分私が何より素敵だと思ったのは、きっと時間や情報から解放された事にあると思います。

このイベントの参加条件は、ケータイや腕時計を手放して参加するというものでした。

普段、見てはいても気づかなかったこと、やりたくても躊躇していたこと、すぐそこにある素敵なものをみんなが素敵だと口にできる環境こそが、とても解放的でした。それゆえに、素直に楽しむことが出来たのではないかと思います。

今回、はるの森ごもりに参加できて本当によかったです。
他にもまだまだプログラムがあったのですが仕事の都合もあり、途中で帰宅しました。惜しい気持ちでいっぱいでした。

最後に、当日は写真が撮れなかったので(スマホやカメラは禁止だったので)スケッチしました。本当は、参加された方みんなを描きたかったのですが。


(絵と文・藤岡ありさ)

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