レポート&コラム

更新日2021年4月12日

【森のしんぶん春号から】虫とりの魅力に触れる

 森のしんぶんの「トップ記事」のコーナーから記事をご紹介します。他の記事を読みたい方は、尼崎の森中央緑地パークセンターに設置されている森のしんぶんをご覧くださいね。

 

 

<オンラインで参加したみなさん>

 

 2月6日(土)は、オンライン会議システムZoomを使用し「はなそう!どうぶつと森」と題して、兵庫県立人と自然の博物館の八木剛さんから森の楽しみ方をお聞きしました。

 

人気イベント「昆虫大捜査線」

 

<ゲストの兵庫県立人と自然の博物館の八木剛さん>

 

 ゲストの八木さんは昆虫博士。尼崎の森では2014年の秋に、多くの子どもを魅了した虫とり調査イベント「昆虫大捜査線」を開催しました。定員300人のところ2700人を超える申し込みがあり、兵庫県のホームページでお詫びの文が掲載されるほど反響があったそう。

 

 このイベントでは、子どもたちが捕まえた虫を1匹ずつ透明の袋に入れて貼り出し、どのような種類の昆虫がいるか調査します。継続的に続けることで生態系の変化がわかったり、他の公園と比較することができます。「子どもたちの捕まえた虫で調査を行うのは、『どんな虫がいるか』と同じかそれ以上に『捕まえた虫、見つけた虫』が重要だから。見つからない虫は存在しないのと同じ、捕まらない虫はつまらない。公園の利用者がぶらっと来て見つけられるかが重要なんです」と話します。

 

みんなで虫とりしよう

<アンケートでは家族の思い出ができたというコメントが多いそう>

 

 「虫とりの思い出が地域愛を育てたり、虫を捕まえることで自己肯定感が高まったりと、虫とりはみんなを笑顔にします」と話す八木さん。話を聞いていた参加者は「森の会議のみんなでやってみよう!」と大盛り上がり。これから森の会議で虫とりイベントの企画を進めることになりました。子どもと一緒に虫とりを楽しみたい人も、子ども心を取り戻したい大人も、みんなでいっしょに虫とりできる日が楽しみです。

 

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