レポート&コラム

更新日2021年4月12日

【森のしんぶん春号から】SDGsを考えよう

 森のしんぶんの「森の会議で会いましょう」の記事をご紹介します。他の記事を読みたい方は、尼崎の森中央緑地パークセンターに設置されている森のしんぶんをご覧くださいね。

 

<学校で飼育しているヤギのゆきちゃん>

 

 1月の森の会議は「SDGs」について勉強しようと、淡路景観園芸学校の守宏美さんをゲストに招いて、学校での取り組みについて教えていただきました。

 

<話題提供してくださった守さん>

 

 守さんは学生や教員、職員の有志でSDGs推進チームを作り、学校の強みを生かして「2030年に淡路島のステキなものを残していくために何ができるのか?」と2019年から11のプロジェクトをスタート。例えば「荒れ地を救うヤギ除草」プロジェクトは、ヤギに畦畔の草を食べてもらう実証実験。2020年は島内の耕作放棄水田4カ所で実験し、除草の効果はもちろん、在来種を守ることや集落の人とのコミュニケーションの場にもつながったそう。

 

<かいぼりの様子>

 

「海と山をつなぐ かいぼり」プロジェクトでは、ため池の水を抜き、底に溜まった泥を掻き出す地域の伝統行事に参加。池の水質浄化だけでなく、ため池の泥を海に流すことで海の栄養にもなるそう。農家や漁師の参加もあり、地域ぐるみで取り組んでいます。

 

 

 守さんは取り組みを進める中で「SDGsの枠組みで広報することで、いろんな人や団体と連携しやすくなる」と気づいたと話します。大きな目標に沿って、学校の強みを生かしながら地道に地域で活動する皆さんに、参加者は関心を持っていました。

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