レポート&コラム

更新日2022年7月22日

7月の森の会議レポート(2022年7月4日)

 7月2日(土)は、2ヶ月ぶりにパークセンターに戻って森の会議を開きました。真夏のような暑さのなか開いた森の会議をご紹介します。

 

<参加者の顔が見渡せるように円になって話します>

 

 まずは毎回恒例の石丸コーディネーターによる、森づくり連続ミニ講座を聞きました。今回のテーマは「新施設かずら棚 “つる”という生き方その1 私一人じゃ無理なんです」を教えていただきました。つるは他の植物に絡まりながら成長するため、つるに巻き付かれた植物は日光を得ることができずに枯れてしまいます。そのため新たにつる植物を集めた「かずら棚」をパークセンターの横に設置したそう。

 

 つるの絡み方は、右巻きに巻きつくタイプや左巻きのタイプ、巻きひげで巻きつく、かぎ爪で掴まる、吸盤で壁に貼り付くなど、さまざまなタイプがあるそう。次回は他の植物に巻き付かずに「一人で生きる」つる植物をご紹介いただきます。まるで人間のようにつるを紹介する石丸さんの口調が面白いので、ぜひ興味のある方は聞きに来てみてくださいね。、

 

<いきなりマジックをはじめて参加者の心をつかむ伊藤さん>

 

 次は兵庫県園芸・公園協会の伊藤理事長から、県内の他の公園の事例をご紹介いただきました。例えば舞子公園では、美しい朝日と夕日を見てもらうために開館時間の延長やサンセットビアガーデンに取り組んでいるそう。他にも、三木総合防災公園の災害時の野営場になる森林広場では、利用制限を緩和し直火以外の火器の使用を許可する動きになっているそう。伊藤理事長の柔軟な発想で、次々と県内の公園が変わっている様子を教えていただきました。

 

<バイクのスーパーカブに乗っている吉識さん>

 

 その後は、秋のイベントについて話し合いました。昨年度はちょっと変わった運動会「あまがさきモリンピック」やモルック体験会、ヨガや自由研究などを「AMAGASAKI2021」として開催。主催者と参加者の境目がなかったり、来園者が自由に楽しめたりと、アフターコロナといわれる時代のイベントのあり方を探りました。「今年はどうする?」の投げかけに、参加者からは「スーパーカブを乗る人の集まりが奈良の公園で開かれていて、個性溢れるバイクを眺めるのが面白かったので、尼崎の森でもできないか」や「家にあるアコースティックギターを持ち寄って、3つのコードだけで弾ける曲をみんなで演奏したら楽しそう」などの面白いアイデアが出ました。

 

<自宅に50本のギターがあるというマニアの田中さん>

 

 他にも「秋はまだ日中は暑いので、夜になにかできないか」との意見も。すると「夜に運動会をしている高校があるそう」との情報もあり、「モリンピックを夜に開催しても面白いのでは」との話になりました。まずは夜の森がどんな様子か見てみるために、9月の森の会議は夕方から開催することになりました。

 

<気になる話題はありますか?>

 

 次回の森の会議は、8月6日(土)10時から。次回は「みんなのサマーセミナー」で出張版を開催します。尼崎市立尼崎高校の被服室で行いますので、お間違いなく。皆さんのご参加お待ちしています。

 

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