7月1日（土）は、10時からパークセンターで森の会議を開きました。青空セラピーによる「癒し」の体験会の様子などについてご紹介します。

＜大好評！森づくり連続ミニ講座がありました＞

　参加者で自己紹介をした後、石丸さんによる、14回目の「森づくり連続ミニ講座」がありました。今回のテーマは、朝ドラで話題の「牧野富太郎」と「尼崎の森中央緑地」についてです。

　植物学者の牧野富太郎は、20歳の時（1881年）にはじめて神戸を訪れます。そして、六甲山を見て、「雪が積もったように白かった」と驚いたそうです。当時の六甲山は白い地肌が見える「はげ山」でした。はげ山のために、六甲山では水害や土砂災害が起きるようになります。そこで、1900年頃から、災害対策として植樹が行われるようになりました。植樹開始から100年以上経った現在、緑あふれる山になっています。尼崎の森中央緑地では、六甲山の100年におよぶ森づくりを参考に、工場跡地に苗木を植え、100年の森づくりを行っているそうです！

＜「尼崎の森間学校」の振返りをしました＞

　つづいて、先月、開催したイベント「尼崎の森間学校」の振返りを行いました。イベントでは、間伐材を使ったクラフト(グリーンウッドワーク)体験や芝生広場で行う自由研究のほか、持ち寄った食材を使ったお料理づくりや映画上映などを行いました。

　映画では、教育のドキュメンタリー映画「夢みる小学校」を上映し、映画を観たお客さんから寄せられた感想を森の会議で共有しました。「どんな自分も受け入れてくれる場所があるっていいなと思った」、「子どもの夢を育む学校が増えるように私も何かしていきたい」など、たくさんのコメントが寄せられていました。

＜青空セラピーを体験しました＞

　次に、前回の森の会議で、企画を持ち込んでくださった青空セラピーによる無料体験会を行いました。青空セラピーでは、「癒し」をコンセプトに野外で自然を感じながら、自分の体や心のメンタルを整えてもらうサービスを提供していこうと活動されています。

＜涼しい風が吹く中で心体調律を体験＞

　まずは、心体調律を体験しました。体のコリ部分の骨と筋肉を押して、体をほぐしてもらいます。デッキの上にベッドを置き、一面に広がる芝生と森林を眺めながら開放的な空間で実施できました。

＜アロマリーディングを体験しました＞

＜たくさんあるエッセンシャルオイルから気になる香りを選びます＞

　次に、アロマリーディングを体験しました。今、自分が気になる香りのエッセンシャルオイルを選び、選んだ香りから、今の自分の心の状況を読み解いていただきます。悩みがある時や何かモヤモヤする時、自分の心の声を読み解いてもらえると、次のステップへ進む時のヒントになりそうですね。

＜青空セラピーの今後の展開について話し合いました＞

　青空セラピーを尼崎の森中央緑地で、どのように展開していけるかについて話し合いました。「色んな種類の癒しとコラボするイベントができるのではないか」、「森の中で緑に囲まれてできるといいね」など、様々な意見がでました。尼崎の森中央緑地で、「癒し」をテーマに何かしていけるといいですね。

　次回の森の会議は、8月5日（土）10時から。誰でもセンセイ、誰でもセイトになれる学校ごっこ「みんなのサマーセミナー」に出張して開催します。場所は、尼崎市立尼崎高校です。皆さんのご参加お待ちしております。