レポート&コラム
更新日2023年10月7日
9月の森の会議レポート(2023年9月2日)
9月2日(土)は、10時からパークセンターで森の会議を開きました。瞑想体験やカメの放流などについてご紹介します。
<初参加の方が多かった9月の森の会議>
先月、「みんなのサマーセミナー」で開催した森の会議に参加された方などが、沢山来られていました。
<石丸さんの「森づくり連続ミニ講座」第15回>
今回の森づくり連続ミニ講座では、森づくりから19年経った、尼崎の森中央緑地で見られる生き物についての紹介がありました。
ドングリに卵を産む「ハイイロチョッキリ」や、雄の背中の上に卵を乗せる「コオイムシ」、クヌギハマルタマバチがクヌギの葉に卵を産むと、クヌギの葉で生成される虫こぶの「クヌギハマルタマフシ」など。工場跡地だった場所が、色んな生き物が訪れる森へと着実に成長しているようです。これからも成長し続ける森で、どんな生き物に出会えるかが楽しみですね。
<ボーと瞑想の体験講座>
これまでの森の会議で、「癒し」や「セラピー」をテーマに公園で何かしてみようという話が挙がっており、今回、「癒し」のプログラムとして「ボーと瞑想」の体験講座を行いました。
一般社団法人日本ヨガのめぐみ協会 代表理事の吉識氏さんを講師に迎え、瞑想とは何かについてのレクチャーを受けました。人の心の中はとてもおしゃべりで、過去や未来のことを、1日1万~6万回も思考しているそうです。
吉識さんのガイドで、今を感じることに集中して、思考から離れる「瞑想」を体験してみました。
<座りながらでも体験できる瞑想をしました>
最初は、呼吸に集中する瞑想です。呼吸の動きや、吸う時と吐く時の温度の違いなど、呼吸に集中しました。
<チベタン・シンギングボウル(癒しの音色を奏でる法具)>
続いて、音に集中する瞑想です。チベタン・シンギングボウルから鳴り始めた音が、部屋に響き、徐々に小さくなる音に耳を澄ましました。
瞑想をしていると、「昔のことを思い出した」、「無の状態になるのが難しかった」などの感想がありました。皆さん、思考から離れるのはなかなか難しそうですね。次は、尼崎の森中央緑地の森の中で、自然の音を聞きながら瞑想をやってみたいですね。
<子ガメの放流を皆で見守ります>
最後に、昨年の秋頃にパークセンターで繁殖し孵化した子ガメの「カメさんひろば」への放流を見学しました。
<放流された子ガメたちが池の中へ泳いでいきました>
ニホンイシガメ(環境省:準絶滅危惧種)は、アカミミガメやアライグマなど外来生物侵入の影響で、生息環境が悪化しています。子ガメの放流をされた斎藤さんは、ニホンホンイシガメを通して、生き物の問題について知ってもらいたいとお話されていました。
<生まれたばかりの子ガメ>
最近、生まれたばかりの500円玉サイズの子ガメも見せていただきました。
生まれたばかりの子ガメも放流した子ガメも、とても可愛く、皆、じっと子ガメたちを見つめ、癒されたようです。
次回の森の会議は、10月7日(土)にかやぶき民家で行います。秋の涼しい環境でできると良いですね。ご参加をお待ちしております。
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