レポート&コラム

更新日2025年7月19日

7月の森の会議レポート(2025年7月5日(土))

 7月の森の会議は、6月に尼崎の森中央緑地の森の中に建設したインセクトホテルで虫の観察を行いました!

 

<虫名人のタカハシさんによる虫のお話>

 「ヒラズゲンセイ」という言葉を皆さん聞いたことありますか?人の名前のようですが、これは幻のカブトムシだそうです!赤色で、毒を持っており、毒虫を研究する先生でも出会えるのが珍しいと言うほど。

 ヒラズゲンセイは、クマバチの幼虫に寄生するそうです。尼崎の森中央緑地にはクマバチが生息しているので、ヒラツゲンセイがインセクトホテルで発見できる可能性があるかもしれません。いつか出会えると嬉しいですね。

 

<建設後1ヶ月経ったインセクトホテルを観察>

 昆虫の生態の面白さを知った後は、森の中でインセクトホテルに虫がいるのかを探してみました。アリやゴキブリは沢山お泊まりになっていますが、他の生きものはなかなか見つからず。。。

 

<朝食付きのホテルに>

 タカハシさんによると「朝食が付いていない素泊まりホテル」だということで、ホテルに泊まりたいと思ってもらうためには、食べ物があると良いそうで、昆虫ゼリーを付けることに。

 

<朝食付きに変身>

 ところどころにゼリーを付けたので、これで泊まりにきてくれるお客さんを待ちましょう。

 

<昆虫探し>

 その後も、皆でホテルの中を掘って探していきますが、1か月しか経っていないので、大きな虫はなかなか見つからず、そろそろ帰ろうとした時に、レアな昆虫を発見!

 

<ハチ!?みたいな虫発見>

 ハチ!?と思いきや、トラフカミキリムシという昆虫でした。生き残るための戦略として、ハチの模様に擬態することで、周りに危険だと思わせているようです。昆虫の世界は面白いですね。ようやく珍しい昆虫に会えて皆さん嬉しそうでした。

 

 まだ建設してから1ヶ月しか経過していないので、これから先どんな昆虫がやってくるのか。気長に待ってみましょう〜

 

 次回の森の会議は8月2日(土)10時から、園田学園大学にて。みんなのサマーセミナーの授業の1コマに出張開催します。普段は遠くて行けないという方も、是非この機会にお越しください〜

 

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