森の会議
更新日2020年9月29日
9月の森の会議レポート(2020年9月5日)
9月の森の会議は、通常の会議のあとに「今こそ蜜の話をしよう」と題して尼みつの話しを聞きました。今回はその様子をご紹介します。
まずは、11月1日に予定していた「あまがさきモリンピック」の開催について。尼崎の森では今年度中の多くのイベントが中止となるなか、モリンピックはどうするのかを話し合いました。「大芝生広場はかなりの広さがあるので対人距離は保てるけれど、それでも人数制限の必要がありそう」や「あまりたくさん集まったら困るので、広報の仕方が難しい…」など今年の開催は難しいのではという意見が出るなか、自由研究フェスを主催する太田さんから「小さくてもいいので何かやりたいです。モリンピック2020(ニーゼロニーゼロ)って言いたい!」と主張が。
<モリンピック競技委員長の坪田さんは人数制限さえできれば開催できるのではと話します>
太田さんの熱い主張に押され、6月の森の会議「ソーシャルディスタンシング研究」で挑戦した、ライン引きで大きなサークルを作り、その中に入る人数を制限して開催しようという流れに。モリンピックはドッグの記録会をしたり、その他にも今年森で開催できなかった「自由研究フェス」や「あなたとなにかがヨガする日」、またソーシャルディスタンシング研究でも演奏してくれた「ハーメルン楽団」のブースがあったりと、尼崎の森でのイベントが寄り集まった「日常以上イベント未満」の催し「AMAGASAKI2020」を開くことになりました。10月の森の会議では、より詳細なことを決めたいと思います。
<モルックのブースもできればと話す岸本さん>
その後は、尼崎鉄工団地事務局長・宮田德三さんから「尼みつ」についてお話を聞きました。尼崎鉄工団地では、平成22年4月から工場屋上に30,000匹の蜂と巣箱を設置し養蜂をスタート。工場緑化としてミツバチの蜜源となる花を植えるなど、蜜が集まりやすい環境を整えたことで、年間約400kgもの蜂蜜が採れるといいます。ミツバチの天敵となるスズメバチがいないことや、ミツバチのGPS機能を狂わせてしまう農薬を使った畑が周囲にないことから、美味しい蜂蜜がたくさん採れるそう。
<自身も赴任当時は「まさか工場地帯で養蜂をしているなんて」と驚いたと話す宮田さん>
説明のあとは、みなさんお待ちかね尼みつの試食をしました。夏に採れる蜂蜜は、ネズミモチの花の蜜が多く茶色い色をしています。季節によってミツバチが蜜を集める花が変わるので、蜂蜜の色や味も少しずつ変化するのだとか。そんな養蜂の取り組みが、今年8月からは鉄工団地から尼崎の森に引き継がれることに。鉄工団地に設置されていたミツバチの巣箱が、8月28日に尼崎の森中央緑地に移転したということで、早速見学させてもらいました。
<クラッカーに蜂蜜を乗せて試食する参加者。爽やかな甘さが口に広がります>
<尼崎の森に移転した巣箱を見学。ミツバチは4〜5km先まで飛んで戻ってくるそう>
次回の森の会議は10月3日(土)。「AMAGASAKI2020」についてみんなで企画したり、もう少し先、2050年の尼崎の森の未来を考えます。詳細はウェブマガジンやフェイスブックなどでお知らせしますので、ぜひご参加くださいね。
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