森の会議

更新日2018年12月15日

森の会議レポート(2018年12月1日)

<今回の記録は模造紙に書きました>

今年最後の森の会議。だんだんと寒くなってきました。今回は、いつものパークセンターではなく、新しくできた「かやぶき民家」の中で森の会議を行いました。まずは、自己紹介とともに年末年始の楽しみ方について、みなさんからお話しいただきました。みなさんからは、

・トルコ旅行
・1週間ずっと揚げ物を食べ続ける
・紅白歌合戦を観ながらtwitterをしまくる

などのお話がありました。トルコいいなあ。

森の会議、まずは、あまがさきモリンピック2018の報告から。毎年秋に、尼崎の森の自然の中で“オリジナルな競技”を行うモリンピックですが、今年は延べで1,500名の参加がありました。今年は進め方を変更し、コンテンツも増やしたことで、よりたくさんの方に楽しんでいただけましたが、ケンケンなどの競技では足を変えすぎてほぼ走っている子どもがいるなど、課題もありました。来年はルールを変更する必要があるなあ、とみんなで話しました。

あまがさきモリンピックでは、森の会議メンバー・守(もり)さん発案の「KASSEN(かっせん)」も行われました。背中につけた紙風船(=「魂」)を落とされたら負け。ハッスルしすぎて自ら命を落としたり、仲間同士で討ち合いをしてしまったりと、子どもたちの可愛らしい様子が見られました。逆に大人は本気になりすぎて若干険悪になるなど、あそびの範疇を超えてしまう部分もあったので、そちらについても改良が必要かもしれませんね。

次に、尼崎運河サミットの報告。初日に行われたシンポジウムには200名程度参加があり、非常に賑わったとのこと。夜は運河でジャズイベント。こちらも盛況。ただ、翌日の参加者が振るわなかったことから、来年以降の企画内容、また会議などの進め方について検討が必要ではないか、という意見も出されました。

市外の方から見ると、尼崎の運河は広い空間を持っているし、周遊もできる。また、工業地帯なので音も出しやすい。いろいろな強みがあることが外部の人の目線で明らかになった、と教えてくださいました。

今回の運河サミットでは、以前に森の会議でもお世話になった「武庫川渡船」の宮本さんが取り組む、武庫川の魚を使ったフィッシュアンドチップスの商品化プロジェクトのお披露目も行いました。素材はスズキと尼崎の伝統野菜、尼いもです。ソースにもこだわった一品はマスコミも注目しており、すでに取材のオファーも来ているそうです。

後半は、進行中のプロジェクトの報告や相談を。

徳島県上勝町のスギ材を活用した「komorebi」は説明書が完成しました。来年のはじめから、実際に発売していく予定だそうです。

森の会議メンバーの田中さんの企画、アースデイあまがさきは実行委員会形式で進めていくことに。おのおのが出せる「エコ」なコンテンツを集めて、みんなでつくっていくイメージ。

森で音楽を聴ける時間をつくりたい、というパークセンターの職員の方からのアイデアも。どんな音楽が適しているのかということを、今後小さく実践しながら決めていけるといいねという話になりました。

1月森の会議は、例年さまざまなコンテンツが持ち寄られます。もちつき、つみき、たこあげなど、今年も持ち寄り形式の楽しいコンテンツが体験できそうです。

<これまで開かなかった桟橋のゲートがついに…>

かやぶき民家での会議のあとは、神鋼桟橋の見学に行きました。桟橋は想像以上に広く、全長300mくらいあるとのこと。最近の台風の影響もあるのか、流木や靴などさまざまな漂流物が。なかにはボウリングの球もありました。

<尼崎とは思えない?見たことのない風景に息をのむ参加者>

<どこから流れてきた?ボウリングの球>

この広い余剰の空間をどう活用していくのか。一筋縄ではいかない部分も多いですが、アイデアの力でなんとか形にしていきたいものですね。

<何か落ちてないかな?と、下を向いて歩く>

次回の森の会議は、1月12日(土)の10時から。場所はかやぶき民家の予定です。みなさま、良いお年をお過ごしくださいね。

 

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