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更新日2014年4月8日

関電ジオレ/メイドイン尼崎(vol.1)

臨海部にある「メイドイン尼崎」企業を紹介するシリーズです。

「東洋一の発電所」で工都尼崎の発展を支えた関西電力ですが、2001年には尼崎第三・東発電所を廃止し、市内すべての火力発電所がなくなりました。高くそびえる煙突が解体された東発電所の跡地に、環境再生のためのグループ企業「関電ジオレ」が誕生したのが2003年。有害物質で汚染された工場跡地の再生屋なのです。同社では、持ち込まれた土に付着した有害物質を洗浄し、さらに約1,000℃の高温熱処理によって分解し無害化しています。1日に330トンという処理量を誇る洗浄と熱処理をあわせたプラントは、国内でなんとここだけ。リサイクル率97%を達成し、浄化されたクリーンな土は安価で環境にやさしいリサイクル製品として販売され、セメントに混ぜたり、建設現場の埋め戻しや、アスファルト用の骨材等に活躍しています。公害のまちからの環境再生、尼崎ならではの新技術なのです。(文・森のレポート部員 近森沙織)
●関電ジオレ(尼崎市東浜町1-1 TEL:06-6411-3690)

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