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更新日2014年6月28日

生まれてすぐに自分の卵の殻を食べ始めました!

上の写真は、はじまりの森での撮影。エノキの<ひこばえ>の葉に産みつけられた卵です。初めチョウの卵か?と 期待のしたのですが、期待外れでした。観察を続けて孵化途中を捉えたのが下左側の写真です。孵化終盤で尻尾の部分が未だ卵の中です。よく見ると卵の中に赤色の<尾角>が見えて、スズメガだと判り、ガッカリしたのですが・・ 下右側の写真は初めて見る光景だった所為か、興奮して暫し凝視していました。孵化が終わった幼虫は直ぐに踵を返し、自分が出てきた卵に戻ってくると、いきなり卵の殻を食べ始めました。生まれてきた虫が卵の殻を食べるのはありふれた事象の様ですが、私の様に初めて目にすると感動する場面です。この幼虫、生まれた直後は5~6㎜ですが 見る見る内に大きくなり、12~13㎜になりました。虫たちの寿命が短い分、成長も早いんだと勝手に納得。   虫の誕生という小さな感動ですが、より多くの感動を重ねるにつれ心が豊かになる気がしています。◆因みに所謂<芋虫>という言葉はこのスズメガの幼虫をさした言葉だそうです。(文・森のレポート部員)

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