レポート&コラム
更新日2020年11月20日
尼崎で、五つの輪を描きました!AMAGASAKI2020開催レポート
全国各地でイベント主催者が試行錯誤するなか、「森の会議」を通してイベントをつくってきたメンバーも迷いと葛藤の中にありました。毎年実施してきた「あなたとなにかがヨガする日(通称:あなヨガ)」と「森の自由研究フェス」は中止。さらには「あまがさきモリンピック」も開催をどうするか、と検討を重ねていました。やはり、中止するのが妥当な判断なのではないか。子どもたちにたくさん集まってもらうのは難しいので、中止しよう。「今年の開催はあきらめて、来年に向けて動いていこう」という声もたくさんありました。「でも、それでもなにか考えてみたい」そんな声もメンバーからありました。
いろいろなイベントや集まりが中止・延期になっていく状況で、でも、なにか形に残しておきたい。そうした森の会議メンバーの願いのような声を受けてつくられたのが、今回の「AMAGASAKI2020」という企画でした。
尼崎の森の芝生広場に描かれた「5つの大きなサークル」。その大きな円の中で、森の自由研究フェス、あなヨガ、モルック、ハーメルン楽団、あまがさきモリンピックの企画に関わってきたみなさんが集まって、コンテンツや体験を提供しました。
あまがさきモリンピックのみなさんは、恒例競技「ドッグ」の記録会を。大人も子どもも体験しました。
最近「森の会議」メンバーで流行っているフィンランド発祥の競技「モルック」。なんとこの日「尼崎モルッククラブ」が立ち上がりました!
ハーメルン楽団では、子どもから大人までいろいろな人が楽器を持って演奏します。かわいい演奏者!
あなヨガでは「ラフターヨガ」を実施。大きな笑い声が広場に響きました。
森の自由研究フェスのブースには子どもたちがたくさん集まりました。四つ葉のクローバーもいくつか見つかったみたいですよ。
イベントなのかそうでないのか。まさに今回の企画は、日常と非日常のあいだを探るような取り組みであったように思います。企画運営をサポートしていた「森の会議」に関わるみなさんは、「AMAGASAKI2020」の当日スタッフをしながらも、ゆったりとそれぞれで交流していました。「普段じっくり話せないけれど、この機会に話すことができた」そう話すメンバーもいました。企画者も、スタッフも、お客さんも、全員がゆるやかに混ざり合っていたような場。コロナ時代の新しい企画の形が少し見えたかもしれません。
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